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薔薇は夜に白く燃えをり火は花弁2016.05.26 Thursday
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薔薇は夜に白く燃えをり
火は花弁
ばらはよに
しろくもえをり
くわははなびら
三菱一号館美術館
「オートクチュール展」から外へ出たら、
夜の薔薇の世界でした。
ふわふわのドレス、黒や紺のおさえた色味
織のうつくしさ
今はファストファッション、洋服にお金をかけない時代だけれど
もっときちんとおしゃれしたいなぁ
おしゃれすることを見直したいなぁ
お金をかけて、思考の跡のある、手の込んだものをまとう
少し遠ざかっていた、百貨店の上の階を覗いてみたり...
俳誌「炎環」2016年8月 -炎環集-JUGEMテーマ:花の記憶
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火を灯せ薔薇は緋色にほころびぬ2016.05.23 Monday
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冴ゆる夜や コンクリートの壁に影2011.12.05 Monday
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冴ゆる夜や コンクリートの壁に影
さゆるよや
こんくりーとの
かべにかげ
冬は日が短くて、夜に歩くことが多くなります。
寒さが醇化し、夜には夜の美しさがあることに気づきます。
電灯に照らされて、植込みの葉の影がコンクリートに映り、
墨絵のように浮かび上がっていました。
[FUKUU's photo haiku]
At the clear night,
there is the shadow on the concrete wall.
植え込みは人の手による自然。
電灯は人の手による夜の明かり。
コンクリートは人の手による造形物。
都会には都会の自然の美しさがあると思います。
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※今回の写真は、六本木にある国立新美術館の外壁です。会社帰りに寄って撮りました☆
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筆走る気配残りし 夏隣2011.05.29 Sunday
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筆走る気配残りし 夏隣
ふではしる
けはいのこりし
なつどなり
表参道にある岡本太郎記念館には
アトリエが大切に残されていて、
夏の気配を帯び始めた光が柔らかく差し込み、
これから創作が始まりそうな息づかいが聞こえてきそうでした。
[FUKUU's photo haiku]
There are sighs of painting in neighboring summer.
毎日新聞 ケータイ写真俳句[5月13日正午〜5月20日正午受付分]
銅賞受賞
俳人 大高翔先生より
「筆走る」に、画家の筆づかいが感じ取れますね。
「気配残りし」から、アトリエの緊張感、臨場感が色濃く伝わってきます。
「夏隣」という、次の季節を孕んだ表現も似合っています。
との講評をいただきました。ありがとうございます。
JUGEMテーマ:美術館に行ってきました
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病床に集う笑顔と 句と 子規忌2010.10.09 Saturday
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病床に
集う笑顔と
句と子規忌
びょうしょうに
つどうえがおと
くと しきき
子規庵で、正岡子規さんの、病床にあっても仲間と句会を開き、楽しく過ごしていた姿に触れて、感銘をうけました。
そして、俳句は、人と人を繋いでく
コミュニケーションの文学なんだなぁ・・・と。
子規庵の糸瓜は今年も見事に実っていて
お庭は丁寧に手入れされていて
ユートピアの香りがしました・・・
子規庵の管理を引き継ぐにあたり「時間がたてば壊れていくものはあるから、残せるものだけ残していけばよい」と言われている、という話を聞いて庭へ出たら、
草木が丁寧に手入れされていて
糸瓜は大振りで見事で
糸瓜水が作られて、
まぶしかったです。
没後100年過ぎても続けられていた営みです…
写真について
子規庵は撮影禁止だったので、買ってきたハガキと入場券を写しました。糸瓜の絵は、子規さん作です。俳句も絵も、繊細で美しいです。
子規庵について
毎日新聞 まいまい写真部 現場発(byとしセンパイ)が正岡子規 糸瓜忌にて、しっとりとした風情溢れる写真を掲載されています。報道カメラマンとして様々な写真を撮られてきた方だから、伝わってきます。
毎日新聞 ケータイ写真俳句[9月24日正午〜10月1日正午受付分]
掲載
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骨が飛ぶ 昔を生きた 先祖たち2010.09.28 Tuesday
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骨が飛ぶ
昔を生きた
先祖たち
ほねがとぶ
むかしをいきた
せんぞたち
眼を閉じれば
深い海を
泳いでいます・・・
今はいない先祖たちに
時空を超えて
会いました。
これから何処へいくのかな・・・
国立科学博物館
特別展「大哺乳類展−海のなかまたち」
常設展「地球環境の変動と生物の進化−誕生と絶滅の不思議」
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