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しのぶさん書道芸術院展入賞〜秋桜や頬を流るる街の雨2017.04.10 Monday
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山口在住の女流書家 水津しのぶさんが
日本書道芸術院公募展で
入賞された作品です♪
私の作った俳句
秋桜や頬を流るる街の雨
こすもすや
ほほをながるる
まちのあめ
を書いてくださっての
入賞なのです(o^^o)
雨のせつなさ
街のアスファルトの硬質感
を感じさせる書で、
感激しています。
しのぶさんの入賞コメントを転載します。
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書道芸術院公募展で褒状を頂いた作品です。
普段の私の字とは 全く違う
「現代詩文書」部門の作品です。
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ジャスを聴きながら
立ちながら
書いたそうです。
入賞のお知らせをいただいた時のコメントはコチラ
たくさんの方に観ていただけたら
嬉しいですー!
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秋桜や頬を流るる街の雨〜祝!しのぶさん入賞2017.01.19 Thursday
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女流書家 水津しのぶさんが
書道芸術院展 現代詩文書にて入賞されました(^o^)/
私の俳句
秋桜や頬を流るる街の雨
を書いてくださっての入賞です☆
しのぶさんのコメントを転載します。
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昨年末に出品した書道芸術院展 現代詩文書の作品が、
今年も入賞とのお知らせをいただきました。
今まで勉強してなかった部門を勉強しはじめて
悩みながら四苦八苦しながら仕上げて
提出した作品に賞を頂くのは 嬉しいです。
今年も いろんなことに頑張っていこう!
という気持ちになりました。
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私もとても嬉しいですし、
頑張ろう!という気持ちをもらいました。
この句は失恋がきっかけになっていて、
句会に出したら
それほど点が入らなかったのですが
私はとても気に入っていたのです。
その時の句会は
たまたま感性のアンテナが
その時の私とはずれている会だと思うことにして、
自分を信じて、世の中に出したら、
気に入って作品に仕上げてくださって。
悩みながら四苦八苦していただける力が
この俳句にあるのなら…
それはほんとに勇気をいただけることです。
作品を世に出すということは、
まずは自分を信じるということ。
自分の手が拾った
カケラが美しいと信じて
磨くこと。
自分の周りの人や物事にふりまわされず
どこかへ必ず届くと
信じる。
今年は生活が変わって
ますます大変になりそうですが、
それでも私は作品を作り続けることにしよう。
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傘のなか秋雨の音と君の手と2016.02.27 Saturday
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山口在住の書家 水津しのぶさんの
芸術院展入選作品をご紹介します!
私の句を
ステキな書に
仕上げてくださいました(o^^o)
雨の字が
傘の中にあふれる雨音みたいに
広がってきます…
手の字が
つないだ指の形のようです。
通り過ぎてしまった時が、
通り過ぎてしまった恋が、
形になりました…
傘のなか秋雨の音と君の手と
かさのなか
あきさめのねと
きみのてと
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尾花蛸干して月夜のはじまれり 岸田稚魚2016.02.08 Monday
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尾花蛸干して月夜のはじまれり 岸田稚魚
をばなだこ
ほしてつきよの
はじまれり
きしだ ちぎょ
尾花蛸という花の字が入った季語が美しく、
また尾花蛸とは産卵を終えて味の落ちてしまった価値の低い蛸のことで
その哀れさにそそられた。
尾花はススキの穂のことだ。
干された尾花蛸は、海風に吹かれて、星形の旗のようだ。
いくつもの星形のシルエットが晩秋の漁村の空に並び、
その向こう側から、
紅くて大きな月が昇ってくる。
まるで、おとぎの国のカーニバルのように。
古くて錆びれた回転木馬が回るように。
海から空に揚げられて命を落とした、
そして美味しくないと評されてしまう、
哀れな蛸を弔うかのように。
寂しさだけでは終わらせない、
力強さを持った、
丸くて明るい月が昇る。
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息を吐くやうにひかれり恋螢2015.07.02 Thursday
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息を吐くやうにひかれり恋螢
いきをはく
やうにひかれり
こひほたる
自分の呼吸、自分の羽で
告白する
さ迷っているようで、遠回りなようで
照らせば
愛は目の前の暗がりに...
螢の国で
息をひそめて撮った写真
Photography by 宮沢太地
炎環阿佐ヶ谷ナイト句会2015年7月
俳誌「炎環」2015年9月 -炎環集- 寒太推薦
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追へば消ゆ待てば瞬く恋螢2015.06.29 Monday
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追へば消ゆ待てば瞬く恋螢
おへばきゆ
まてばまたたく
こひぼたる
山口にお住まいで、「Salon de 墨」を主宰されている書家、
水津しのぶさんの作品です。
「泉さんの俳句が好きだから、ホタルの句を書きたい」と
言ってくださって、
ちょうど今頃の梅雨時の湿度の高い夜を思わせる、
淡墨がしっとりと滲んでいく
作品に仕上げてくださいました♪
ホタルは、旧字体の「螢」のほうが気分が出るなぁ、
と思っています。
小さな体に、びっくりするくらい大きく光る玉を抱えて飛ぶので
冠に「火」が二つついている方が、ホタルらしいなぁと。
火は大きくなったり小さくなったり...
Disappeared when chasing
Glittered when waiting
Love Firefly
俳誌「炎環」2015年10月 -炎環集- 寒太推薦☆JUGEMテーマ:花の記憶
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五月の空の端2015.05.26 Tuesday
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風のホーム 五月の空の端に立つ
繰り返す螺旋階段 紅薔薇
迷ひ込み 薔薇と目のあふ昼さがり
かぜのほーむ
さつきのそらの
はしにたつ
くりかへす
らせんかいだん
べにさうび
まよひこみ
ばらとめのあふ
ひるさがり
p.s.
あゝ、それでも未だ蕾かな...
カッパドキアの薔薇が
岩窟に棘を刺して、
そこにしか注がない陽光の中を
そこでしか得られない運命的な紅色で咲いていた
もう二度と行くことのない、
岩窟を掘って作られたホテルのテラス
新宿御苑の薔薇 ブラックティー
紅茶の茶葉が開いて黒く沈んで、紅色に黒が差す
恵比寿は天気が良くて、
山手線が足の下をくぐる鉄橋を渡って
鉄の階段を下りたら
二千本の薔薇が空を飛んで、
紅色にピンクが混じる
満開の桜の中を歩いている気分になった
こちらから目をあわせなくても
花と目があう
今、血を流して紅い花を咲かせて
次に実を結ぶための蝶に会いたい
[薔薇の写真]
・草月流 堀星峰いけばなサロン20周年記念花展
・トルコ カッパドキア 岩窟ホテル
・新宿御苑 薔薇園
※1枚目は庄崎真紀さんのいけばな作品
1句目;俳誌「銀漢」2015年9月号-星雲集-
3句目;俳誌「炎環」2015年8月号-炎環集- 迷ひ込みて→迷ひ込み と添削JUGEMテーマ:花の記憶
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亀歩む おせちに箸をつけたれば2014.01.11 Saturday
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亀歩む おせちに箸をつけたれば
かめあゆむ
おせちにはしを
つけたれば
亀は千年
今年の時が歩みはじめた
Turtle walks
When chopsticks touch to the New Year dishes
同期ゆいちゃんの家で、心のこもったおせちをいただきまして
ゆいちゃんが撮ったゆいちゃんのお父さんの亀の写真に、Happy new year と書きました。
みなさま、今年もよろしくお願いいたします☆彡JUGEMテーマ:花の記憶
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目凝らせば袋小路に扉あり2013.10.20 Sunday
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目凝らせば袋小路に扉あり
めこらせば
ふくろこうぢに
とびらあり
これから夏が来る時に、作った句です。
緑が茂ってきていて眩しい日。
でも、自分は袋小路の中にいて。
うっかり人の部屋に入った虫が、
めったに開かない窓や扉から外へもう一度出るのは厳しい...
季語のない句なのですが
句会に出したら選が入って、力づけられた気持ちになりました。
そうして厳しい夏が過ぎて、晩秋になって
When one door is closed, many more is open. (Bob Marley/1945-1981)
ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ
という言葉に出逢いました。
バルサー材をカットして、筆にして
カリグラフィーを書こうという、平野壮弦先生の書芸塾にて。
バルサー材は乾いた音を立てて、軽くて
カッターで削ると筆先となって、木材なのにフワフワで
小国和紙の上を滑りました。
とりとめのないフワフワの書になってしまっていたら
星野えり先生がカッチリとしたカリグラフィーで
I'll open those doors for future.
私は、将来のためにそれらのドアを開きましょう
と入れてくださり、
バランスがとれました。
仮名句会5月
SOGEN書芸塾ARC(平野壮弦先生)10月
星野えり先生特別講義:『カリグラフィーと書によるコラボ制作-2』JUGEMテーマ:花の記憶
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鴉鳴くビルの谷間に 襟立てて2013.02.02 Saturday
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鴉鳴くビルの谷間に 襟立てて
からすなく
びるのたにまに
えりたてて
ビル風が冷たく 前から吹きつける
それでも歩かなきゃいけないから
前かがみになって コートの襟を立てる
鼻先も 耳も 冷え切って痛い
そうしたら、鴉の鳴き声が聴こえた
ビルの谷間に反響する 声
水平線の向こうにたなびく オレンジ色の明日
明日を見つめて 飛び立とう
Crow cries in the valley of buildings,
when I turn up the collar.
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写真;丸山弘雄さん モルト・グラフィックス
1枚目〜京都 八坂神社
2枚目、3枚目〜鎌倉 海
SOGEN書芸塾ARC(平野壮弦先生)にて、
写真を使って書を書こうというレッスンがあり、
丸山弘雄さんの写真から、インスピレーションをいただきました★
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