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花を摘む、ということへの決意表明2016.04.08 Friday
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花は花屋さんで買うもの。
野の花を摘むのは命を絶ってしまうようで、かわいそうだから
花屋の花は、すでに切られて、飾るために売られているから
と思っていたが、
花屋さんで買うことも、野に咲く花を摘むことも
変わらない行為なんだなぁ、
と、一夜にして価値観が変わった。
養殖の魚をいただくのか、釣った天然ものをいただくのか、
命をいただくという行為は同じ。
そこに、お金が介在するか否かで
命を絶つ瞬間に立ち会うのか立ち会わないのか、が変わる。
命をいただくのであれば、
命を絶つ瞬間に立ち会っても良いんじゃないか。
お金というものを介在させなくても、
花が手に入って心が潤うなら、充分なんじゃないかなぁ。
資本主義の流れに乗ることもないのでないか…
お金を稼ぐ、お金を使う、のどちらかでしか存在できないんだなぁと
息苦しさを感じていた。
作品を作り出すには、生活を保つには、お金を稼がないといけない。
お金を稼ぐということは、時間と気力を差し出すことで、
その分、作品を作り出す時間と気力が削られるのが
苦しい。
枯れ枝
ゴミとして打ち捨てられていたものが、かっこよくなる
枯れ枝に絡んで上へ伸びていこうとするグリーン
春から初夏へ
五月女 寛 陶展の会場に入った時、
白い壁、白い棚、白い花器が時間に身をゆだねようとする中で
平間 磨理夫さんの添え花が
まるで外とつながっているように、思えた。
緑の色が、花の色が、外の草木と同じだから。
花いけワークショップに参加させていただいて、
今の季節と、今の植物の姿に向きあう、
ということを、とても大切にする
河川敷に咲いている花や草木を使う
枯れ枝を拾う
自分の生活圏のなかから、花をいただく
という行為に触れた。
花を摘むことをはじめよう...
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流るるや左の余白花の雲2016.04.04 Monday
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流るるや左の余白花の雲
ながるるや
ひだりのよはく
はなのくも
桜は左を正面に咲いていて
陽の光か、風か
花器は、何処をまわしても正面になりたるフォルムだけれど
左を高くして割れる口
棚の位置
左、左へ流れてく
五月女 寛 陶展
添え花 平間 磨理夫
2016年4月2日(土)〜10日(日)※月火休み
12:00〜19:00(最終日17:00まで)
GALLERY みずのそら
東京都杉並区西荻北5-25-2 Tel/Fax:03-3390-7590
時間に身をゆだねる花器の数々を堪能できる、美しい個展です。
花いけワークショップに参加する予定です★
楽しみです〜〜
五月女寛さんとは、SOGEN書芸塾ARCにてご一緒しています。
私も白が好き。
私もギャラリーの空間を大事にしたい。
ギャラリーオーナーにインスパイアされて
空間に祈りをささげるよう。
食も生花も大切で、自分ではできないので
信頼できる方々に託す。
作品は単独で存在するのではなく。
昨年の桜咲く時期に、ギャラリーオーナーにお声掛けいただいて縁をいただいて
開くこととなった
私の個展「今、花の記憶」展と、重なるところがあって
個人的にとても驚きました…
俳誌「炎環」2016年6月 -炎環集-
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旧館のガラスの歪み 冬の雨2011.12.26 Monday
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旧館のガラスの歪み 冬の雨
きゅうかんの
がらすのゆがみ
ふゆのあめ
古い洋館や旧館の、ゆがんだ窓ガラスが、好きです。
今のようなフラットなガラスが作れなかった時代のガラスは、
かぎりなく透明に作ろう、という意思が感じられるくらいに、うっすら黄味がかり、
平らにフラットに作ろう、という意思が感じられるくらいに、優しくゆがんでいます。
窓ガラスから外を眺めると、
今の風景のはずなのですが、
ガラスが作られた時代、旧館が建てられた時代の風景が見えます。
この日は、雨が降っていました。
足元から芯まで凍えてくるような、重たい、冬の雨です。
昔、祖父が建てた、山奥の家のガラスも、懐かしくゆがんでいます・・・
[FUKUU's photo haiku]
There were distortions on the window glass of the old building,
it was rainy winter day.
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荻窪にある大田黒公園の、
大田黒元雄氏(音楽評論家、1893〜1979)の旧屋敷にて
俳誌「銀漢」2012年2月号 −金星句会− 掲載
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野茨の実や まんまるな 冬の雨2011.12.16 Friday
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野茨の実や まんまるな 冬の雨
のいばらの
みや まんまるな
ふゆのあめ
野茨のまるい実に、
透明できりりとした冬の雨も、まるくなって、一緒に実っていました。
冬の雨が降る、冷たい日でしたが、
実も雨もまるくて、みのっていて、クリスマスオーナメントのようにみえました。
[FUKUU's photo haiku]
There are rosehips of multiflora rose,
and spherical rain of winter.
今回の写真は、荻窪にある、角川庭園にて撮りました。
角川庭園とは;
俳人で、角川書店創設者の角川源義(げんよし)氏の邸宅を、
ご遺族が杉並区へ寄贈し、「角川庭園・幻戯山房〜すぎなみ詩歌館〜」となって
お庭が庭園として公開されています。
庭園には、俳句の季題となるような四季折々の草花が丁寧に植えられていて、
歩いていたら、俳句のテーマパークで、遊んでいるような気持ちになりました☆
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毎日新聞 ケータイ写真俳句[12月2日正午〜12月9日正午受付分]入選
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雨あがり 夫婦の金魚 泳ぎ出す2011.08.27 Saturday
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雨あがり 夫婦の金魚 泳ぎ出す
あめあがり
めおとのきんぎょ
およぎだす
日曜日の大久保はゲリラ豪雨が降りました。
激しい雨が止んだら、
一匹かと思っていた金魚は
二匹で、
よくみたら夫婦で
こちらへ向かって泳ぎ出しました…
たくさんの家族と友達に恵まれて、幸せになりますように…
[FUKUU's photo haiku]
After the rain,
the couple of goldfish starts swimming.
毎日新聞 ケータイ写真俳句[8月5日正午〜8月19日正午受付分]
入選
俳人 大高翔先生より
「雨あがり」に一息ついたのは、人間だけではなかったのですね。
空を案じていた「夫婦の金魚」が、
ほっとした表情で「泳ぎ出す」が見えるくるようで、楽しい。
との講評をいただきました。ありがとうございます。
[ゲリラ豪雨、について]
雷で西武新宿線が止まるほど、激しい雨と雷でした。
その時、流しそうめんを食べていて、一緒にいる人達と屋根の下へ避難したのですが、
屋根に打ちつける雨音を聞きながら楽しい気分でした。
仲間と、隠れる屋根がある幸せ…
[金魚らしさ、について]
一枚めの写真の金魚は、irori art & crafts作の陶器です。
金魚の形をそのまま写すのではなく
形を整理して「金魚らしさ」を残すと、
実際の金魚とは違う形になるのですが、
見る人は「金魚らしさ」を感じる、そうです。
その感覚はすごく解るなぁ、と思いました。
いろんな物事に、○○らしさが眠っていたり、表出していたり…
良い意味でも悪い意味でも…
大切なことを大事にするためには、省かないといけないこともありますよね。JUGEMテーマ:雨の日
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