-
台風の尖りの下2016.09.12 Monday
-
台風の尖りの下にをりにけり
空深く雲の走れる残暑かな
手を当てしガラスの壁や空高し
新涼を拾ふ真夜の窓辺かな
虫の音を飲み干してゐし午前二時
俳誌「炎環」2016年11月
一句目、三句目;寒太推薦
JUGEMテーマ:花の記憶
ブログランキングに参加しています(⌒▽⌒)
↓ポチッと応援クリック↓いただけると励みになります★
にほんブログ村
-
ガラスの壁を越えるべき時に2016.09.11 Sunday
-
もっと仲良くなるか、距離をおくか
分かれ道の上にいる
私の人生だから、
私が決める部分と
流れに乗る部分と
曇天の切れ目から
青空が青い目のように覗く
青き目やガラスの壁をすり抜けぬ
手を当てしガラスの壁や空高し
鳥は鳴きて対話せりJUGEMテーマ:花の記憶
ブログランキングに参加しています(⌒▽⌒)
↓ポチッと応援クリック↓いただけると励みになります★
にほんブログ村
-
鳥も道を歩く2016.09.10 Saturday
-
鳥も道を歩く
とりも
みちを
あるく
ブログランキングに参加しています(⌒▽⌒)
↓ポチッと応援クリック↓いただけると励みになります★
にほんブログ村
-
川風の洗ひし塀や花カンナ2016.09.01 Thursday
-
川風の洗ひし塀や花カンナ
かはかぜの
あらひしへいや
はなかんな
River Breeze washed the Wall
Canna flowers said
カンナの花は
たとえば線路脇、
たとえば古い駐車場のブロック塀の脇、
そういう人が行き交う
少し開けた地面の片隅の
時が沈殿しているようなところで
咲いているような気がする
同じ場所に、夏に、繰り返し、
時間と時空の記憶が呼びさまされたかのように
俳誌「炎環」2016年9月
JUGEMテーマ:花の記憶
ブログランキングに参加しています(⌒▽⌒)
↓ポチッと応援クリック↓いただけると励みになります★
にほんブログ村
< 前のページ | 全 [1] ページ中 [1] ページを表示しています。 | 次のページ > |